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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科37巻5号

1983年05月発行

手術手技

追加発言 1

著者: 上田豊史1

所属機関: 1九州大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.412 - P.413

文献概要

 われわれの教室においても,1961年より種々の萎縮膀胱に対する膀胱拡大(partial cystoplasty)や膀胱全摘後の代用膀胱(total cystoplasty)に空置S状腸を利用してきた。しかしながら,萎縮膀胱症例の減少,膀胱癌に対する膀胱全摘後における尿道再発などの問題があり,従来ほど頻度の多い手術法ではなくなつてきている。折笠論文においては現在なお適応疾患を限定しながらも,積極的に腸管を利用した膀胱拡大術を行つていることに敬意を表したい。
 回盲部利用による膀胱拡大,形成術に対しては,追加発言するほどの症例経験はないので,S状腸利用による膀胱形成術について,われわれの教室で行つている手術手技のポイントを紹介し追加発言とする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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