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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科37巻5号

1983年05月発行

原著

骨盤腔および後腹膜腔におけるdirect coronal CTの試み

著者: 梅山知一1 根本良介1 根本真一1 石川悟1 矢崎恒忠1 林正健二1 加納勝利1 北川龍一1 殿岡怜子2 平松慶博2

所属機関: 1筑波大学臨床医学系泌尿器科 2筑波大学臨床医学系放射線科

ページ範囲:P.427 - P.431

文献概要

緒言
 泌尿器科領域において各種疾患に対するCTの有用性が報告されているが1〜4),CTがエコーに劣る点として,エコーは断層面の選択が自由であるのに比べCTではtransverse面しか描出できないことがあげられていた。CTを用いてcoronal面やsagittal面の描出が可能となれば,病変部の立体的把握がさらに容易になり,診断や治療への応用も広範囲になると思われる。そこで,今回われわれは坐位による骨盤部および後腹膜腔のCTのcoronal断面像の描出を試み,膀胱癌,前立腺癌,後腹膜腫瘍および腎外傷の診断に応用した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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