文献詳細
原著
糖尿病性インポテンスと自律神経機能障害
著者: 持尾聰一郎1 桑田隆志1 岡尚省1 浅野次義1 野原勉1 阿部正和1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学第3内科学教室
ページ範囲:P.433 - P.437
文献概要
われわれは,インポテンスを訴えた男性糖尿病者6症例について,Nocturnal Penile TumescenceMonitor (以下NPTモニターと略す)を使用することによつて,そのうちの4症例のインポテンスが器質的なものであることを証明した。更に,これらの4症例について心電図R-R間隔の変動係数を用いた副交感神経系機能の定量的検査を施行し,その障害が顕著であることを明らかにしたので報告する。
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