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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科37巻5号

1983年05月発行

原著

糖尿病性インポテンスと自律神経機能障害

著者: 持尾聰一郎1 桑田隆志1 岡尚省1 浅野次義1 野原勉1 阿部正和1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学第3内科学教室

ページ範囲:P.433 - P.437

文献概要

 男性糖尿病者ではインポテンスが高頻度にみられることはよく知られている。また,糖尿病による器質的インポテンスでは,しばしば,その原因として副交感神経系の機能障害が関与していると考えられている。
 われわれは,インポテンスを訴えた男性糖尿病者6症例について,Nocturnal Penile TumescenceMonitor (以下NPTモニターと略す)を使用することによつて,そのうちの4症例のインポテンスが器質的なものであることを証明した。更に,これらの4症例について心電図R-R間隔の変動係数を用いた副交感神経系機能の定量的検査を施行し,その障害が顕著であることを明らかにしたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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