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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科37巻6号

1983年06月発行

文献概要

手術手技

追加発言 1

著者: 井上武夫1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.505 - P.506

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 膀胱腟瘻の閉鎖術は非常に難しい手術とされてきた。泌尿器科医にとつては経腟式手術は苦手意識があつたように思う。それでも過去の乏しい経験から,私なりに,三角部より上部の瘻孔は経膀胱的に,尿管間靱帯より下部の瘻孔は経腟式手術ときめていた。ところが,安藤教授が1965年に成功率の高いDorsey法を紹介された。この術式は膀胱全摘除術を日常やつているわれわれには,なじみやすい到達法である。10年間に4例のDorseyの閉鎖術を経験し,後述する1例の失敗を除いて3例は1回で成功した。以下気のついた事を述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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