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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科37巻6号

1983年06月発行

文献抄録

体外照射とCDDPの併用による膀胱癌(Stage 3,4)の治療について

ページ範囲:P.507 - P.507

文献概要

 著者らはStage 3,4浸潤性膀胱癌で全摘除術の適応にならない症例に対して放射線の体外照射とCDDP投与を試み,更に維持療法としてVM26を継続投与し,その副作用と治療効果について予報的に報告している。既にHerr (1981),Soloway(1979)らによつて動物実験や臨床例について,放射線と抗癌剤の併用効果についての試験的報告がある点に着目して膀胱移行上皮癌に最も効果的なCDDPとの併用を行つた。
 症例は8例の進行性移行上皮癌で,うち2例は再発性癌(T3a,T3b)で,他の6例はTUR後6カ月以内に再発したT3bの症例で,男性7名,女性1名,平均年齢71.3歳であつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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