icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科37巻7号

1983年07月発行

文献抄録

進行性セミノーマの放射線治療前の化学療法

ページ範囲:P.618 - P.618

文献概要

 進行性非精上皮腫腫瘍は化学療法剤の進歩でその予後は極めて良くなつたが,反面Stage B, Cのセミノーマの予後は放射線照射のみではSmithらによると69.4%から22.1%と悪く,その原因は腹部の大型転移形成巣にあると考えられる。著者らは進行性セミノーマに対して化学療法を行つてから放射線照射を試みて好成績を得て報告している。
 治療症例はStage B39名,StageC7名の計16名である。化学療法はActinomycin D(0.01mg/kg)を5日間連続投与,Vincristin (1mg/m2)を第1日と第8日に,Cyclo-phosphamide (300mg/m2)を第1日,第3日,第8日に投与して1クールとした。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら