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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科37巻7号

1983年07月発行

症例

尿膜管由来と考えられた印環細胞癌の1例

著者: 五十嵐丈太朗1 野垣譲二1 斎藤忠則1 森田博人1 岡田清己1 岸本孝1

所属機関: 1日本大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.639 - P.642

文献概要

緒言
 膀胱に発生する腫瘍の多くは移行上皮癌であり,腺癌の発生する頻度は1〜2%である1)。膀胱に隣接する尿膜管の場合,腺癌が多数を占めるが発生数そのものが少ない。ただし,いずれの腺癌においても印環細胞癌(signet-ring cell carcinoma)が発生することは極めて稀であり,欧米文献を含め27例が報告されているにすぎない。今回われわれは膀胱に発生した尿膜管由来と考えられる印環細胞癌の1例を経験したので,臨床所見および若干の文献的統計考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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