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文献抄録
文献概要
最近まで陰嚢内腫瘤の臨床的確認は外科的検索が常用手段であつた。しかし超音波画像診断の改善で,陰嚢内皮下腫瘤の性状が正確に判定されるようになり,睾丸自体の腫瘤か睾丸外の腫瘤かの判定は90%以上の正確さで確認され,またその腫瘤が嚢胞か,固形性か,混合型かも正確に判定されるようになつた。
著者らは,1979年7月から1981年10月までに151名について陰嚢内の超音波検査を施行して,うち19名に睾丸内腫瘤を確認した。そして17名が睾丸腫瘍と診断され,その画像から腫瘍の組織型まで相関して判定された。超音波診断法は,大多数の症例が10mHzのリアルタイム方式でトランスデューサーは水浸法を用いたが,一部の症例は5mHzトランスデューサーでBモードスキャンを実施した。
著者らは,1979年7月から1981年10月までに151名について陰嚢内の超音波検査を施行して,うち19名に睾丸内腫瘤を確認した。そして17名が睾丸腫瘍と診断され,その画像から腫瘍の組織型まで相関して判定された。超音波診断法は,大多数の症例が10mHzのリアルタイム方式でトランスデューサーは水浸法を用いたが,一部の症例は5mHzトランスデューサーでBモードスキャンを実施した。
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