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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科37巻9号

1983年09月発行

文献概要

講座

泌尿器科医に必要な形成外科手技(3)—筋皮弁(MC Flap)について

著者: 児島忠雄1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学形成外科学教室

ページ範囲:P.789 - P.795

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はじめに
 最近の形成外科領域のめざましい進歩はマイクロサージャリーの発達による遊離組織移植,それにつづいての筋皮弁(MC Flap)による軟部組織欠損の修復である。かつては一次的被覆が想像することもできなかつた深達性の軟部組織欠損,潰瘍,褥創などを1回で被覆することが可能となつた。これらの進歩はマイクロサージャリーの発展に伴う皮膚および筋肉・皮膚の血行動態の研究に負うところが多い1)
 これらの筋皮弁を用いる適応は形成外科領域のみならず,外科,耳鼻咽喉科,眼科など各科の領域にわたつている。もちろん,泌尿器科領域においても例外でないと考える。はじめに筋皮弁(MCFlap)の概念,筋肉内血行のパターンについて,ついで泌尿器科領域の適応について述べ,さらに手術手技について言及する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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