icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科38巻1号

1984年01月発行

原著

前立腺TUR後の膀胱テネスムスに対するモルフィン硬膜外投与の効果

著者: 西山勉1 斉藤良司2

所属機関: 1新潟大学医学部泌尿器科学教室 2長岡赤十字病院泌尿器科

ページ範囲:P.51 - P.54

文献概要

緒言
 モルフィンを硬膜外腔に投与することによる鎮痛法は,1979年Bahar1)が発表して以来広く用いられている。硬膜外腔に投与されたモルフィンは硬膜を通過し,主に脊髄後角のopiate receptorと結合して鎮痛効果をもたらすと考えられており,その作用は短時間で発現し,持続時間の長い点が特徴である。
 泌尿器科領域において,膀胱や前立腺手術後の種々の膀胱刺激症状の処置は度々患者ならびに医師を悩ます問題であり,これに対しモルフィンの硬膜外投与による鎮痛法は良い適応であると考えられるが,その報告2,3)はあまりない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら