文献詳細
症例
文献概要
緒言
副腎は癌の転移を受けやすい臓器の一つであり,腎癌が副腎へ転移することは稀ではない。しかしながら,臨床的に腎癌の副腎転移を発見し,摘出したという報告は多いとはいえない。われわれは,腎癌と子宮癌との重複癌で,初診時に看過された腎癌の孤立性対側副腎転移を原発巣治療3年後に摘除しえた症例を経験したので報告する。
副腎は癌の転移を受けやすい臓器の一つであり,腎癌が副腎へ転移することは稀ではない。しかしながら,臨床的に腎癌の副腎転移を発見し,摘出したという報告は多いとはいえない。われわれは,腎癌と子宮癌との重複癌で,初診時に看過された腎癌の孤立性対側副腎転移を原発巣治療3年後に摘除しえた症例を経験したので報告する。
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