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症例
膀胱inverted papillomaの1例—電顕的検討を中心に
著者: 金子裕憲1 赤座英之1 森山信男1 鈴木徹1 河辺香月1 新島端夫1
所属機関: 1東京大学医学部泌尿器科学教室
ページ範囲:P.73 - P.76
文献購入ページに移動膀胱のinverted papillomaは1963年のPottsら1)の報告以来,現在までに100例をこえる報告例がみられる。本症は一般の乳頭状腫瘍とは異なる組織学的特徴をもつが,はたして新生物であるのか,炎症性産物であるのかについては未だ定説がない。
今回われわれは,ほぼ典型的と思われる1例を経験し,電子顕微鏡的観察を行う機会を得たので報告する。
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