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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科38巻10号

1984年10月発行

手術手技

追加発言・1

著者: 村井勝1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.860 - P.861

文献概要

 われわれの教室における小骨盤リンパ節郭清術の大部分は膀胱癌症例であり,前立腺癌および陰茎癌などの症例はあまり多くない。したがつて本法の大部分は尿路変更術と同時に行われている1)。手術手技の基本は周囲脂肪織を含め可能な限りすべてのリンパ節を手際よく摘出することにあり,逆に言えば骨盤内動静脈を完全に露出することにある。
 垣添論文では術前処置から始まり,摘出標本の処理に至るまで詳細に述べられ,あらためて筆者がつけ加える点はないように思われる。筆者の行つている手術手技も本術式の性質上基本的には垣添氏らの方法と同一である。ここでは筆者の行つている方法を述べながら,筆者の考えるコツを強調しその責を果たさせていただくことにする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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