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放射線診断技術の治療への応用(6)—経皮的リンパ節吸引生検
著者: 兼平千裕1 荒居竜雄2 里見佳昭3 仙賀裕3
所属機関: 1慈恵会医科大学放射線医学教室 2放射線医学総合研究所病院部 3横須賀共済病院泌尿器科
ページ範囲:P.1045 - P.1050
文献購入ページに移動近年,腹部腫瘤に対して細い針を用い,経皮経腹膜的に穿刺して行う吸引細胞診は組織を確認する手段として有効でかつ安全な手技であると認められ,肝・胆管,膵,腎,リンパ節など,さまざまな臓器腫瘤に広く行われている1)。リンパ節に対してこの方法を初めて導入したのは1976年,Gothlin2)で,続いてこの経皮的リンパ節吸引生検を臨床的に普及させたのがZornosa3),Wallaceら4)であつた。
泌尿生殖器の悪性腫瘍においては,治療方針を決定する上でリンパ節転移の診断は特に重要で,リンパ節吸引生検の有用性も高い5〜7)。
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