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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科38巻12号

1984年12月発行

原著

交叉性腎変位6例の経験—特に脊椎奇形との関連について

著者: 後藤敏明1 信野祐一郎1 野々村克也1 谷口光太郎1 高松恒夫1 丸彰夫1 小柳知彦1

所属機関: 1北海道大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.1053 - P.1058

文献概要

緒言
 交叉性腎変位は本来あるべき側の腎が正中線を越えて反対側に変位し,それに所属する尿管が脊椎と交叉しているもので,尿路奇形の中では比較的稀なものである1)。骨奇形,とりわけ脊椎奇形と本症の合併については発生学的にも注目されてはいたが,それに注目した泌尿器科医の報告は案外少ない2〜4)。今回われわれは6例の交叉性腎変位を経験し,うち5例に脊椎奇形の合併を認めたことから,両者の関係について若干の考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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