icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科38巻2号

1984年02月発行

綜説

プロスタグランジンをめぐる最近の話題—ロイコトリエン,免疫および腫瘍における役割

著者: 鹿取信1

所属機関: 1北里大学医学部薬理学教室

ページ範囲:P.99 - P.112

文献概要

 1982年のノーベル医学生理学賞はプロスタグランジンの研究分野で優れた功績のあつた3人の研究者,スウェーデンのベルイストローム教授,サムエルソン教授,英国のベイン博士に与えられた。そしてそのことは新代謝物の発見という華々しい競争が一まず休みに入つたことを意味するかもしれない。同時にそれぞれの代謝物,すなわちプロスタグランジン(PG),トロンボキサン(TX),ロイコトリエン(LT),HETE類の研究は各分野でそれぞれ深く進行し,いわば生体内での役割の研究の醇成の時期が訪れるものと思われる。
 ここではアラキドン酸の生成分解といつた一般的な解説のあとに最近話題となつているロイコトリエン,免疫および腫瘍におけるプロスタグランジンの役割についてそれぞれ述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら