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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科38巻2号

1984年02月発行

症例

先天性勃起時陰茎弯曲症の1例

著者: 荒木徹1 沖宗正明2 松元鉄二3

所属機関: 1倉敷成人病センター泌尿器科 2岡山大学医学部泌尿器科学教室 3三豊総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.157 - P.159

文献概要

 尿道下裂,Peyronie病,尿道狭窄などの原因がなく勃起時にだけ陰茎が弯曲する先天性陰茎彎曲症には通常Nesbitの手術1)が行われる。最近われわれも勃起時腹側に弯曲する本症の1例をNesbitの方法で治癒させえた。この際,矯正が満足できるものとなつたか否かを術中に人工勃起を作つて確かめ,また陰茎海綿体白膜上の血管と神経の損傷を防ぐために生食水を注入してこれらを遊離して手術を行い好結果を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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