文献詳細
手術手技
文献概要
尿道吊り上げ手術(sling operation)の主な適応は,女性の腹圧性尿失禁(stress incontinence)と,前立腺肥大症に対するTUR後に生じた尿失禁である。この手術の要点は,膀胱頸部または尿道を筋膜片などで吊り上げることであるが,そのための手技はいくつかあつて1,2),同じく吊り上げ手術と称しても手技はかなり異なつている。著者は17年前ベルギーのGregoir教授にこの手術の指導を受け,以後その方法を行つているので紹介する。
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