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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科38巻3号

1984年03月発行

症例

尿失禁を伴わない腟前庭部尿管異常開口の1例

著者: 内山武司1 千葉栄一2

所属機関: 1新潟大学医学部泌尿器科学教室 2新潟県立加茂病院泌尿器科

ページ範囲:P.251 - P.254

文献概要

緒言
 腟前庭部に開口した尿管異常開口は,その解剖学的特性から尿失禁を伴うことが普通である。しかし,成書1)によればごく稀に尿失禁のみられないものもあるとされ,そのような症例では異常開口尿管が外尿道括約筋部を通過するためではないかと推察している。
 最近われわれは尿失禁がみられず手術まで開口部不明であつた腟前庭部異常開口尿管の1例を経験したので報告するとともに,尿失禁のみられなかつたことにつき検討を加えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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