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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科38巻4号

1984年04月発行

講座

術前術後の患者管理(4)—腎機能障害を有する場合

著者: 阿岸鉄三1

所属機関: 1東京女子医科大学腎臓病総合医療センター

ページ範囲:P.303 - P.308

文献概要

Ⅰ.腎不全患者の病態
 医療技術の進歩とともに,手術適応が拡大され,そう遠くない過去には合併症があるために手術の対象からはずされていたような症例にも手術が行われるようになつている。
 手術を必要とする泌尿器科患者も,例外ではないが,そのうち腎機能障害を合併する患者では,透析療法という強力な武器を確実な成果を期待しながら駆使できるようになつているだけ有利であるといえる。現在では,腎機能障害を合併する,あるいは慢性透析患者であるという理由だけで手術の適応から除外すべきではないと考えられる。もちろん,それには十分に慎重な患者の管理を必要とすることは当然である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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