文献詳細
症例
文献概要
緒言
重複尿道の報告例は本邦でも200例以上に達しているが,そのほとんどの症例では副尿道が陰茎背面に盲管として存在し,しかも長さが3cm以下のものが圧倒的に多い1)。一方,先端が膀胱部に達するような長い盲管,あるいは正常尿道と交通する管腔として存在するものはごく稀である。著者らは,副尿道が陰茎背側に開口し,膀胱部に達する長い盲管として存在した重複尿道の1例を経験したので報告する。
重複尿道の報告例は本邦でも200例以上に達しているが,そのほとんどの症例では副尿道が陰茎背面に盲管として存在し,しかも長さが3cm以下のものが圧倒的に多い1)。一方,先端が膀胱部に達するような長い盲管,あるいは正常尿道と交通する管腔として存在するものはごく稀である。著者らは,副尿道が陰茎背側に開口し,膀胱部に達する長い盲管として存在した重複尿道の1例を経験したので報告する。
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