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上部尿路移行上皮癌から二次的に発生する膀胱癌の頻度はよく知られているが,膀胱癌全摘後に発生する上部尿路癌の頻度あるいは膀胱組織型と発生頻度との関連については,ほとんど知られていない。そこで著者らは自験例425例について,5年以上の経過観察を行ってこの点の調査結果を報告している。
症例は1965年から1974年の間に膀胱全摘を施行した425例(男性380,女性45)で,膀胱摘出と腸管利用の尿路変更後の検査としては,IVP,胸部X線,尿細胞診,CT,また上部尿路癌の疑いの強い例では回腸導管からの逆行性腎盂撮影を年に2回施行し検討した。
症例は1965年から1974年の間に膀胱全摘を施行した425例(男性380,女性45)で,膀胱摘出と腸管利用の尿路変更後の検査としては,IVP,胸部X線,尿細胞診,CT,また上部尿路癌の疑いの強い例では回腸導管からの逆行性腎盂撮影を年に2回施行し検討した。
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