文献詳細
小さな工夫
外尿道括約筋筋電図を針電極で経尿道的に導出するための工夫
著者: 能登宏光1 原田忠1 菅谷公男1
所属機関: 1秋田大学医学部泌尿器科学教室
ページ範囲:P.544 - P.545
文献概要
カテーテルは16Fr.のバルーンカテーテルのバルーンを除去し,導尿用経路内に5Fr.の尿管カテーテルを挿入して,第1図(a)のようにバルーン用経路開口部より約5cm離れた所で外に導き固定したものである。したがつて,カテーテルは3経路を有し,従来の導尿用経路を膀胱内水注入用,バルーン用経路を膀胱内圧測定用,新設経路を電極用とした。電極は直径0.2mm,長さ1cmの単極で,導線は第1図(b)のようにテフロンチューブで被覆した。
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