文献詳細
症例
文献概要
緒言
特発性後腹膜線維化症は1948年Ormond1)が後腹膜の非特異的炎症による尿管閉塞例として報告してから注目されてきた疾患である。
本邦では1953年,棒2)が尿管の通過障害を来した症例を報告したのが最初で,その後,現在までに53症例の報告をみる。本症は慢性病変ながらその予後は必ずしもよいとはいえない。その理由の一つとして,診断が必ずしも容易でないことがあげられる。
特発性後腹膜線維化症は1948年Ormond1)が後腹膜の非特異的炎症による尿管閉塞例として報告してから注目されてきた疾患である。
本邦では1953年,棒2)が尿管の通過障害を来した症例を報告したのが最初で,その後,現在までに53症例の報告をみる。本症は慢性病変ながらその予後は必ずしもよいとはいえない。その理由の一つとして,診断が必ずしも容易でないことがあげられる。
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