文献詳細
手術手技
文献概要
はじめに
尿管S状結腸吻合術は回腸導管術や尿管皮膚瘻術などの他の尿路変更術と異なり,留置カテーテルや集尿袋を必要としないため,肉体的にはもちろん,尿臭などからの離脱という精神的な面でも,膀胱を保存しうる場合の間歇的自己導尿法とともに社会生活をおくるには最もよい尿路変更術であろう。
また,hyperchloremic acidosisや腎盂腎炎とともに発現する腎不全や長期観察例におけるS状結腸吻合部の癌発生などの短所もあるが,実際に数年を経て通院している患者さんの満足した態度からは,やはり魅力ある術式である。
尿管S状結腸吻合術は回腸導管術や尿管皮膚瘻術などの他の尿路変更術と異なり,留置カテーテルや集尿袋を必要としないため,肉体的にはもちろん,尿臭などからの離脱という精神的な面でも,膀胱を保存しうる場合の間歇的自己導尿法とともに社会生活をおくるには最もよい尿路変更術であろう。
また,hyperchloremic acidosisや腎盂腎炎とともに発現する腎不全や長期観察例におけるS状結腸吻合部の癌発生などの短所もあるが,実際に数年を経て通院している患者さんの満足した態度からは,やはり魅力ある術式である。
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