icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科38巻9号

1984年09月発行

Urological Letter・379

再発する尿路感染症

ページ範囲:P.800 - P.800

文献概要

 婦人の泌尿器科的外来患者のうちかなりの数は,もちろん初診患者についてであるが,再発性尿路感染症である。費用が高価になりつつあるという意識から,これらの患者の診断方法や治療に関して批判的研究をする気になつた。研究の結果,婦人の再発性尿路感染症の最新で最上のマネージメントは的をしぼつた適切な尿路のX線検査と膀胱鏡的検査をして,抗生物質はシングルドースか短期投与で治ることを知つた。すなわち治療の費用は減り,しかも安全性も高め得るし,治療的効果も損なわれることがなかつた。
 尿路感染症を合理的に管理すれば,治癒はもちろん諸症状の軽減,余病の併発防止,診断のための検査や治療に伴う危険の減少などをきたし,重要な健康管理費の抑制にますます寄与することができる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら