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文献抄録
文献概要
小児の急性陰嚢内腫脹疾患の診断に対して,従来いろいろな方法が試みられている。ことに不可逆性の変化をきたす睾丸回転症の正確かつ早期診断については,不要な外科的処置をさけるために,超音波診断,同位元素スキャン,ドップラーステトスコープなどが利用されている。これらの方法はもちろん有効な診断法であるが,著者は陰嚢内腫脹疾患,殊に睾丸回転症の鑑別法として最初の診察にあたつて最も重要なことは挙睾筋反射有無の検査であるとしている。
著者らは1977年から1983年までに,Rochester Medical Ccnterにおいて245例の新生児から18歳までの陰嚢内容腫脹症例について,その診断と挙睾筋反射有無の関連について検討した結果を報告している。
著者らは1977年から1983年までに,Rochester Medical Ccnterにおいて245例の新生児から18歳までの陰嚢内容腫脹症例について,その診断と挙睾筋反射有無の関連について検討した結果を報告している。
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