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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科39巻1号

1985年01月発行

文献概要

交見室

膀胱,尿管の自然破裂について/交叉性腎変位について

著者: 大石幸彦1 寺島和光2

所属機関: 1東京慈恵医大泌尿器科 2神奈川県立こども医療センター泌尿器科

ページ範囲:P.84 - P.85

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 膀胱自然破裂,尿管白然破裂の各1例報告が臨泌38巻11号に掲載されています。この2編は,ともに自然破裂をテーマにした症例報告で,過去報告例も少なく,興味深く拝読させていただきました。この2編を通じて,自然破裂という言葉の持つ意味について私なりの考えを述べさせていただきます。
 膀胱の自然破裂という名称は,spontancous rupture,idiopathic rupture,pathological ruptureという術語の訳語として使用されており,特発性破裂という言葉でも用いられてきました。自然破裂あるいは特発性破裂の定義は,広義には外力のまつたく加わらない破裂と考えられており,狭義には正常と思われる膀胱がいかなる外力も加わらずに破裂する場合と解釈されています。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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