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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科39巻10号

1985年10月発行

特集 インポテンスの診断と治療

インポテンス診断と治療の最近の進歩

著者: 酒徳治三郎1 長田尚夫2

所属機関: 1山口大学医学部泌尿器科学教室 2聖マリアンナ医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.805 - P.809

文献概要

 泌尿器科医を受診するインポテンス患者は増加傾向にあつて,診断治療上の対象疾患としても重要な地位を占めつつある。しかし,その診療にあたつては対応に困惑し,治療に苦慮しているのが現状である。本疾患は対応する医師の態度姿勢がその後の治療成績に大きく影響するので,正しい診断法と治療法との認識が重要である。この時期をとらえて,第73回日本泌尿器科学会総会において安藤弘会長が「インポテンスの診断と治療」というテーマをとり上げられて,パネルディスカッションとして構成するように命ぜられた。1985年4月4日東京日本都市センターで発表し,最近の成果が述べられた。今回,「臨床泌尿器科」編集部からの御依頼で,口演内容を中心にまとめ,特集として掲載させて頂くこととなつた。
 昨年のNewsweek紙によると,現在約1,000万人のアメリカ男性(すなわち8人に1人ということになる)がインポテンスによる欲求不満と屈辱と焦りに悩まされているという。そして,Impo-tents Anonymous(インポテンス友の会とも訳すべきか)が結成され,全米に支部が設けられて,インポテンスに関する情報を交換して立ち直りを励まし合つていることが報ぜられている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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