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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科39巻10号

1985年10月発行

文献概要

小さな工夫

女性用自己導尿カテーテルキット

著者: 岩坪暎二1 高橋康一1 田中誠1

所属機関: 1労働福祉事業団総合脊損センター泌尿器科

ページ範囲:P.832 - P.832

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 神経因性膀胱の治療に対する自己導尿の評価は既に定着しているが,臨床の場で広く用いられるためには,持ち運びに便利で,安全確実な導尿ができるキットのあることが必要である。著者は1980年に,金属製カテーテル(SIC式自己導尿キット)と,尿道を見ながら確実に挿入できるように,カテーテルを持つ手の親指にはめて使用する指鏡を開発し臨床応用してきた。しかし,患者の器用,不器用さが指鏡使用の受け入れを左右する難点があつた。高木は鏡と一体化した金属カテーテルを紹介している。これは確実な挿入が可能な一方,鏡が邪魔をして外出時の消毒に難がある。今回,われわれは指鏡の代わりに,『カテーテルに取り付け,取り外しができるような小鏡』を作成し,従来のSIC自己導尿キットに取り付けて用いられるようにした。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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