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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科39巻10号

1985年10月発行

特集 インポテンスの診断と治療

インポテンスの薬物療法—chemical prosthesisを含めて

著者: 荒木徹1

所属機関: 1倉敷成人病センター泌尿器科

ページ範囲:P.833 - P.838

文献概要

 過去,現在を通じて数多くの薬物がインポテンス(IMP)の治療に試用されてきた。しかし,IMPの原因は多岐にわたる上に最終的な勃起の機構が判明していないこともあつて,それらの薬効評価は難しい。現在のところ,内分泌性IMPを除けば100%確実な効果を期待しうる薬剤はないといつてよい。そこで本稿では現在どのような薬剤がIMP治療に用いられているかを知るためにアンケート調査を行い,10名の方々(石井延久,石津宏,今川章夫,内田豊昭,大野一典,長田尚夫,越戸克和,斎藤宗吾,高波真佐治,および筆者)から回答を得た。独断的ではあるが,この回答を現在本邦におけるIMPの薬物療法とみてその結果を紹介すると共に筆者の経験と最近はじめられたchemical prosthesisについて述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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