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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科39巻10号

1985年10月発行

交見室

膀胱全摘除術不能の進行膀胱癌に対する術中照射術について

著者: 田利清信1

所属機関: 1埼玉県立がんセンター泌尿器科

ページ範囲:P.884 - P.884

文献概要

 本誌39巻5号に掲載された拙稿「進行膀胱癌に対する術中照射術」に対して松本恵一先生より御意見(39巻9号交見室)をいただき有難うございました。小生の真意と松本先生の御意見と多少の行き違いがありますので,以下に述べさせていただきます。
 癌の治療は,外科的療法を優先させるべきであるとの松本先生の意見に小生も賛同いたします。そのため,小生は,ほとんどの癌患者に癌の告知をして治療法を説明し,患者の同意を得て治療法を決定していますが,進行膀胱癌(T3,4)で膀胱全摘が最良の治療と説明しても尿路変更を拒否する人(論文中3名)もあり,全摘の次善の治療として術中照射があつてもよいと考えています。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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