文献詳細
症例
文献概要
緒言
尿膜管膿瘍は比較的稀な疾患であり,急性虫垂炎,メッケル憩室炎,膀胱炎など他の疾患と紛らわしいことがある。また本症の診断が下されても,膿瘍の大きさ,部位,周囲との関係など,その病態を的確に把握することが望ましく,また時には治療経過を形態的に追求する必要に迫られることもあり得る。
われわれは尿膜管膿瘍の2例を経験したが,いずれも超音波断層法によりその形態を正しく把握でき,確実な診断を下し得たのでここに概要を報告し,あわせて尿膜管疾患における超音波診断の意義について若干の考察を加える。
尿膜管膿瘍は比較的稀な疾患であり,急性虫垂炎,メッケル憩室炎,膀胱炎など他の疾患と紛らわしいことがある。また本症の診断が下されても,膿瘍の大きさ,部位,周囲との関係など,その病態を的確に把握することが望ましく,また時には治療経過を形態的に追求する必要に迫られることもあり得る。
われわれは尿膜管膿瘍の2例を経験したが,いずれも超音波断層法によりその形態を正しく把握でき,確実な診断を下し得たのでここに概要を報告し,あわせて尿膜管疾患における超音波診断の意義について若干の考察を加える。
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