icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科39巻12号

1985年12月発行

症例

超音波診断が有用であつた尿膜管膿瘍の2例

著者: 山口秋人1 原三信1

所属機関: 1三信会原病院泌尿器科

ページ範囲:P.1029 - P.1032

文献概要

緒言
 尿膜管膿瘍は比較的稀な疾患であり,急性虫垂炎,メッケル憩室炎,膀胱炎など他の疾患と紛らわしいことがある。また本症の診断が下されても,膿瘍の大きさ,部位,周囲との関係など,その病態を的確に把握することが望ましく,また時には治療経過を形態的に追求する必要に迫られることもあり得る。
 われわれは尿膜管膿瘍の2例を経験したが,いずれも超音波断層法によりその形態を正しく把握でき,確実な診断を下し得たのでここに概要を報告し,あわせて尿膜管疾患における超音波診断の意義について若干の考察を加える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら