文献詳細
小さな工夫
文献概要
前立腺肥大症に対する手術療法の主体は近年,経尿道的前立腺切除術(TUR-P)が多く行われるようになつた。TUR-Pの際,術者のさまざまな動きと切除器に装着するコード類のため灌流液チューブの折れによる灌流液流出不良はしばしば経験する。各施設によつて,独特のチューブの工夫がなされていると思われるが,今回われわれは気管内挿管用ラセンチューブを用いることによつて,術中のチューブの折れによる灌流液流出不良がなくなり,また術者の操作も円滑に行え,良好な結果を得ている。本チューブの使用はTUR-Pに際し,有用であると考えられたので紹介する。
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