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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科39巻2号

1985年02月発行

症例

Tranilastが原因と思われた薬剤性膀胱炎の2例

著者: 黒沢功1 神保進2

所属機関: 1黒沢医院 2佐久市立国保浅間総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.149 - P.151

文献概要

緒言
 薬物を服用することが原因で,高度の血尿および膀胱刺激症状を惹起する薬剤性膀胱炎の中で広く一般的に知られているものには,Cyclophospha—mideによるものがあるが,このような薬物による膀胱障害は,一般的に原因薬物を中止しない限り治療は困難なことが多く,また難治性であるがゆえに,膀胱腫瘍と誤診されたり,長期にわたり対症療法のみで加療されることも少なくはないと思われる。今回われわれは,気管支喘息の代表的な治療薬であるTranilast (Rizaben®)が原因と思われる薬剤性膀胱炎を2例経験したので,その臨床経過を中心に報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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