文献詳細
講座 性行為感染症(STD)の診断と治療
文献概要
はじめに
梅毒は梅毒トレポネーマTreponema pallidumを病原体とする性病である。1905年Schaudinn,Hoffmannによる梅毒トレポネーマの発見,1906年Wassermannによる梅毒血清反応の確立,さらに1909年Ehrlich-Hataによるsalvalsanによる梅毒の治療法の開発など,今世紀のはじめになつて,ようやく梅毒に対する近代医学の方法論が用いられるようになつた。
このような進歩にもかかわらず,感染力の強い第1期,第2期梅毒のような顕症梅毒の症例の流行はpenicillinの開発まで続いていた。1943年米国のMahoneyらが行つたpenicillinによる梅毒の治療は顕症梅毒の流行の減少に大きな役割を果した。
梅毒は梅毒トレポネーマTreponema pallidumを病原体とする性病である。1905年Schaudinn,Hoffmannによる梅毒トレポネーマの発見,1906年Wassermannによる梅毒血清反応の確立,さらに1909年Ehrlich-Hataによるsalvalsanによる梅毒の治療法の開発など,今世紀のはじめになつて,ようやく梅毒に対する近代医学の方法論が用いられるようになつた。
このような進歩にもかかわらず,感染力の強い第1期,第2期梅毒のような顕症梅毒の症例の流行はpenicillinの開発まで続いていた。1943年米国のMahoneyらが行つたpenicillinによる梅毒の治療は顕症梅毒の流行の減少に大きな役割を果した。
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