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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科39巻3号

1985年03月発行

文献概要

小さな工夫

陰茎温度曲線とErectiometerによる陰茎周大率の同時測定

著者: 石井延久1 千葉隆一1 白井将文2

所属機関: 1福島労災病院泌尿器科 2東邦大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.238 - P.238

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 われわれは器質的インポテンスのスクリーニング検査として,視覚性刺激(visual sexual stimulation:以下V.S.S.と略す)負荷前後の陰茎皮膚温を測定している1)。本検査は勃起がおこると陰茎内の血流量の増加による陰茎皮膚温の急上昇を記録することにより,機能的インポテンスと診断できる。われわれはこの検査を陰茎温度曲線(penothermocurve)と呼んでいる。しかし,本検査は陰茎内の血流変化を間接的に測定するのが目的で,実際におこる勃起時の陰茎増大を確認できない欠点があつた。そこでわれわれはWater Koss社製erectiometerに陰茎皮膚温測定用の感温部を固定してみた(第1図)。従来,われわれは感温部を絆創膏により固定しているが,感温部の固定に手間がかかり,勃起により感温部がずれたり,疼を訴える症例もみられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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