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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科39巻4号

1985年04月発行

手術手技

尿管瘤切除術

著者: 高橋剛1 臼田和正2

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学泌尿器科学教室 2静岡県立こども病院泌尿器科

ページ範囲:P.283 - P.290

文献概要

はじめに
 尿管瘤は従来考えられてきたよりかなり頻度の高い疾患ではないかと思われるが,適切な診断が下されないまま尿路感染のみを慢然と治療されていることもあり得る。尿管瘤は意外と複雑な疾患であり,個々の症例でも著しく差のある所見を示すので画一的に扱われるべきものでない。以前より単純性(simple)と異所性(ectopic)に分けられているが,明確に分類できない場合もある。また用語の定義について論議も出ている1)。本稿では便宜的に,正常尿管口部にある小球状のものを単純性,それ以外の正常尿管口からはずれ,あるいははみ出し,大きく不整形のものを異所性として分類した(第1図)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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