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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科39巻5号

1985年05月発行

特集 泌尿器科領域における腫瘍マーカー

腎細胞癌の腫瘍マーカー

著者: 松田稔1 多田安温1 中野悦次1 藤岡秀樹1

所属機関: 1大阪大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.365 - P.371

文献概要

 腎細胞癌の免疫,生化学的診断のパラメーターに関する研究は,現在までに,生化学的にみても30種を越える物質を対象としてなされてきた。しかしながら,このような研究の展開にもかかわらず,現在腎細胞癌で臨床上非常に有用と認められ,頻用されているものは皆無といつても過言ではない。したがつて,本稿においては,各種生化学的マーカーの研究過程の紹介を中心に,腫瘍マーカーの定義にそぐわないかもしれないが,発熱や赤沈,CRPなどのいわゆるacute phase reactantと腫瘍との関連についても述べておきたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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