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特集 泌尿器科領域における腫瘍マーカー
文献概要
前立腺癌の腫瘍マーカーといえば酸性フォスファターゼがあげられ,既に応用されてから50年になる。この測定は現在前立腺癌の臨床に不可欠であり,もつとも頻用されている検査である。しかし,腫瘍マーカーを酸性フォスファターゼのみで解決できるわけでなく,特異性や感度でなお改善すべき点をもつている。これを補わんとすべく,他のマーカーが登場しいろいろ検討されており,この方面の知見は急速に進歩しつつある1〜3)。
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