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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科39巻6号

1985年06月発行

手術手技

膀胱腸瘻の手術

著者: 加藤弘彰1

所属機関: 1山形県立中央病院泌尿器科

ページ範囲:P.469 - P.473

文献概要

 炎症や腫瘍が腸あるいは膀胱に原発し,慢性の過程を経て腸管と膀胱が癒着して,更に瘻孔を形成するに至る。疾患の性格上,同じひろがりの病巣をもつ症例はなく1例1例が異なつた様相を示すといつても過言ではない。治療は炎症性疾患ならば病巣切除と瘻孔閉鎖を,腫瘍性疾患は根治療法,時にはpelvic exenterationも必要となる。が,原因が那辺にあれ切除範囲の違いにすぎず,膀胱腸瘻の手術の基本は膀胱部分切除と腸の切除吻合にあることにかわりはない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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