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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科39巻6号

1985年06月発行

症例

陰茎に発生したMondor病の1例

著者: 勝岡洋治1 勝岡泉吾2

所属機関: 1東海大学医学部泌尿器科学教室 2二俣川中央医院

ページ範囲:P.527 - P.529

文献概要

緒言
 Mondor病は主として女性の前胸部,腹壁に縦走する索状皮下硬結の生じる疾患で,多くの場合,その付近の外傷,炎症,手術などに続発し,組織学的にリンパ管,あるいは静脈の増殖性閉塞性炎症として知られている。さらにこの病気は時に男性の冠状溝,陰茎背に発することもあると言われる。今回,われわれは陰茎包皮の浮腫状腫脹を来し,同時に陰茎背部を冠状溝より根部にまで直線状の硬い皮下索状硬結を触知するMondor病の1例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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