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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科39巻7号

1985年07月発行

手術手技

追加発言 1

著者: 川村猛1

所属機関: 1都立清瀬小児病院泌尿器科

ページ範囲:P.567 - P.568

文献概要

 小児泌尿器科領域で遭遇する尿道直腸瘻は,すべて男児鎖肛に随伴する先天性尿道直腸瘻である。宮野論文も鎖肛に伴う本疾患を中心に記述されているため筆者も対象をそれにしぼつて追加発言としたい。筆者らは約15年間に尿道直腸瘻を有する男児高位・中間位型鎖肛を40例経験してきた。手術自体は小児外科医に委ねられることが多いが,小児泌尿器科医の立場からみると,本疾患治療後の合併症は,表面に出ないminorなものを含めると決して少なくない。その観点から種々の合併症を避けるために当初よりすべての症例に関与してきたのでその経験から下記の項につき述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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