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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科39巻7号

1985年07月発行

症例

尿管ステントの離断した1例

著者: 大矢晃1 西本正1 西沢理1 原田忠1 松尾重樹2

所属機関: 1秋田大学医学部泌尿器科学教室 2市立秋田総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.609 - P.611

文献概要

緒言
 近年,尿管の通過障害に対する保存的治療法として尿管ステントが用いられるようになり1),またその長期間留置例も報告されている2)。当教室においても1982年6月以来,各種の尿管通過障害例に対して尿管ステント(Double J Ureteral Stent)を使用し3),多くの症例で満足できる結果を得ているが,閉塞,ステント移動,膀胱刺激症状,腰背部痛など各種の合併症も認められた。
 今回,われわれは留置期間6カ月後における尿管ステント交換の際にステントが離断し,外科的な摘出処置を必要とした症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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