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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科39巻7号

1985年07月発行

症例

フィラリア症によると思われる陰嚢水腫の1例

著者: 桜井正樹1 山崎義久1 山川謙輔1 西井正治1 栃木宏水1 多田茂1

所属機関: 1三重大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.621 - P.623

文献概要

緒言
 日本において風土病的に存在したフィラリア症は,1962年より開始された撲滅対策により徐々に姿を消し,大流行地であつた沖縄,九州地区においても1975年以降血中ミクロフィラリア(以下mf)陽性者は発見されず,日本においてはフィラリア症は既に絶滅したものと考えられている。したがつてフィラリア症の急性感染症はもちろん,慢性症に接する機会も減つてきている。最近フィラリア症によると思われる陰嚢水腫の1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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