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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科39巻7号

1985年07月発行

交見室

嚢腫性二分脊椎症の排尿障害に対する神経温存的修復術の効果について/女性尿失禁に対するStamey法について

著者: 近藤厚生1 荒木徹2

所属機関: 1名古屋大学泌尿器科 2倉敷成人病センター泌尿器科

ページ範囲:P.624 - P.625

文献概要

 「嚢腫性二分脊椎症の排尿障害に対する神経温存的修復術の効果(臨泌,39巻5号,1985)」を興味深く拝読しました。二,三の点についてコメントを述べさせていただきます。
1)統計計算に誤りあり。排尿障害の頻度をカイ二乗検定法で評価し,温存的修復術が有意に優れているとのことですが,私の計算ではX2=2.11となり,新旧の術式間に有意差は存在しません〔X295(1)=3.84したがつてP>0.05;総症例数(a+b+c+d=N)が56と少なく,計算に際しては当然Yatesの補正を要す〕。これは重大な誤りで,結論(1)は訂正を要します。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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