文献詳細
原著
文献概要
緒言
膀胱癌の治療法の選択にあたり,その深達度の判定,とりわけ膀胱壁の浸潤度の判定は,最も重要な因子と思われる。膀胱癌取扱い規約1)では臨床的深達度判定法として,膀胱撮影,麻酔下での双手診,血管造影,CT,超音波断層法(エコー),リンパ管造影が挙げられている。これら判定法は,いずれも高い正診率を認めているが,各々別個に評価をなされていることが多い。今回著者は患者に対する侵襲度,および判定の正確さを考えて,最も優れていると思われるCTとエコーを比較検討し,この成績を報告する。
膀胱癌の治療法の選択にあたり,その深達度の判定,とりわけ膀胱壁の浸潤度の判定は,最も重要な因子と思われる。膀胱癌取扱い規約1)では臨床的深達度判定法として,膀胱撮影,麻酔下での双手診,血管造影,CT,超音波断層法(エコー),リンパ管造影が挙げられている。これら判定法は,いずれも高い正診率を認めているが,各々別個に評価をなされていることが多い。今回著者は患者に対する侵襲度,および判定の正確さを考えて,最も優れていると思われるCTとエコーを比較検討し,この成績を報告する。
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