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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科39巻8号

1985年08月発行

小さな工夫

簡単なディスポーザブル尿道撮影用カテーテル

著者: 原田一哉1

所属機関: 1小山市民病院泌尿器科

ページ範囲:P.676 - P.676

文献概要

 尿道撮影において検査をする側の被曝防止のために,造影剤注入の遠隔操作や自動注入器の使用が望まれる。現在使われている尿道撮影用器具はディスポーザブルとしては高価であり,装着に手間がかかるだけでなく,接着が剥がれたり,亀裂が入りやすいなどのトラブルが多い。今回完全なディスポーザブル化と操作の簡便化を目的として,二方活栓付の塩化ビニールカテーテルにコンドームを組み合せた尿道撮影用カテーテルを作製した(第1図)。陰茎への固定にはマジックテープ付のゴムバンドを採用したところ,カテーテル周囲からの造影剤の漏れはほとんどなく,装着中の陰茎を締めつけることによる疼痛の訴えもなかつた。
 装着手順は,まずカテーテルを造影剤を入れた注射筒に接続し,造影剤をカテーテル先端まで押し出したところで二方活栓を閉じ,注入時の空気の混入を予防する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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