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膀胱上皮癌の33症例に,著者独自のBCG注入治療法とその成績について報告している。症例は組織学的に上皮内癌と診断された33例で,うち18例は移行上皮癌の合併があつたため,BCG注入以前にTUR-Btを行つた。また何れの症例も浸潤は筋層に及ばない例であったが,前立腺尿道部まで波及した例が7例あつた。
治療に用いたBCGはアンプル内に納められた乾燥粉末で,これを60mlの生食水に溶解してカテーテルを介して注入した。注入液は原則として1〜2時間膀胱内保持を原則とした。数例の膀胱刺激症状の強い例では30分〜45分の保持にとどまつたが,効果には特に変わりはなかつた。
治療に用いたBCGはアンプル内に納められた乾燥粉末で,これを60mlの生食水に溶解してカテーテルを介して注入した。注入液は原則として1〜2時間膀胱内保持を原則とした。数例の膀胱刺激症状の強い例では30分〜45分の保持にとどまつたが,効果には特に変わりはなかつた。
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