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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科40巻1号

1986年01月発行

文献概要

原著

泌尿器科領域におけるDigital Subtraction Angiographyの有用性

著者: 斉藤史郎1 村井勝1 田崎寛1 谷本伸弘2 平松京一2

所属機関: 1慶応義塾大学医学部泌尿器科学教室 2慶応義塾大学放射線診断部

ページ範囲:P.33 - P.37

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 泌尿器科領域におけるDigital Subtraction Angiography (DSA)を1983年以来62例経験し,そのほとんどに診断上の有用性を認めた。DSAは経静脈的DSAと経動脈的DSAに大別される。前者の特徴は造影剤を静注するだけの少ない侵襲で動脈造影が得られる点や,上下大静脈に同時にカテーテルを挿入し造影剤を注入することで,明瞭な大静脈および右心房造影が得られる点にある。また後者の特徴は少量の造影剤,低い注入圧で動脈造影が得られる点にある。しかし一方,画質の劣化が起こりやすい点や,1回の造影範囲が狭い点など欠点もいくつか見られる。
 今回われわれは診断上有用であつたと思われた症例をあげ,泌尿器科領域におけるDSAの有用性の検討を行つた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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